キカイダー REBOOT
(C)石森プロ・東映 [c]2014「キカイダー」製作委員会
そう遠くない未来にやってくるであろう、社会の様々な限界。
日本政府は”その時”に備え、ある国家プロジェクトを進めていた。『ARKプロジェクト』。それは、人間の力では抗えない問題を“ロボット”に解決させる平和のための計画・・・のはずだった。計画の中枢にして世界的ロボット工学の権威・光明寺ノブヒコが、実験中に不慮の事故死を遂げるまでは。
光明寺の死から1年。
光明寺のライバル・神崎と国防大臣・椿谷の手に渡ったARKプロジェクトは、本来の目的を見失ったまま、暴走しかけている。彼への強い敵対心から、自らのオリジナルプロジェクトに固執する神崎。一方で、光明寺の残したプロジェクトを理想形とする椿谷は、その完遂の為に必要な“鍵”を求め密かに暗躍していた。その”鍵”を持つ光明寺の子供・ミツコとマサルに忍び寄る魔の手・・・
その時、現れた1人のヒーロー、彼の名は、ジロー。またの名を“キカイダー”。光明寺が開発した『良心回路』、いわゆる“心”を持つ”ロボット”である。窮地を救ったジローと共に逃亡するミツコとマサルは、戸惑いながらもジローと触れ合ううちに、父の死後閉ざしかけていた心を次第に通わせていく。
だが、そんな彼らのまえに最大の敵が立ちはだかる。
最強の力を持ちながらも、心を持つゆえに弱さも垣間見せるジロー。
心は、「不完全」の証なのだろうか。それとも、新たな希望になるのだろうか。
真なる「心」の意味を知る戦いが今、幕を開ける。